6月12日 FOMC据え置き

為替記録

6月12日のドル円は下落。

NY時間に米消費者物価指数が発表された。
消費者物価指数(前年比)予想3.4%:結果3.3%
消費者物価指数(前月比)予想0.3%:結果0%
コア消費者物価指数(前年比)予想3.6%:結果3.4%
コア消費者物価指数(前月比)予想0.3%:結果0.2%

重要視されていたコアCPI前月比が予想より低い結果となった事で、直後に控えるFOMCの利下げ期待が前進し一気にドル売りとなった。(今回のFOMCはCPIの結果を見てメンバーが見方を修正する事になっていた)
これで2か月連続でのコアCPI低下となった。
FOMCメンバーは「利下げ検討には数か月連続の物価圧力低下を確認したい」と述べていたのでこれで一歩前進したことになる。

内訳としてはエネルギー関連のモノが大きく下げていた。

また深夜3時に発表されたFOMCでは金利据え置きに決定。
今回が据え置きになる事は市場は予想していたが、注目されたのは政策金利(ffレート)やドットチャートの変化である。つまり利下げ回数の減少は確定なのでそれが2回となるか1回となるかが焦点だった。


前回発表の3月時点では年内ffレート目標4.6%で年内利下げ回数が3回程度の予想だったが今回のffレートは5.1%となっており利下げは1回予想に減少した。

内訳となるドットチャートでは2024年の欄が現在のffレート5.25-5.50から
4人が利下げ無し:7人が1回利下げ:8人が2回利下げ
という結果となり、平均値として1回の利下げとなった。

声明では「直近のインフレ指標は今年の早い時期より良好な内容で、われわれのインフレ目標に向けてさらなる進展が見られている」と発言した。
前回の「一段の進展は見られていない」から表現を改めた。
これは物価上昇のペースが減速した事に起因しているかと思われる

この結果を受けてドル買いとなり、ドル円はCPIで落とした半分以上の値を戻した。


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