9月4日 JOLTS求人数不調

為替記録

9月4日の概要

9月4日のドル円は下落。

東京時間開始と共に日経平均が1500円の下落を見せてドル円もつられて下落、仲値にかけて持ち直しそのままレンジが続く中23時にJOTTS求人数が発表された。

求人数の結果は予想809万件の所結果767.3万件(前回791万件)と予想より低い数字となった。
これを受けて現在FRBの重視する雇用市場の悪化が懸念されドル売りへ、結果1円程度の下落となり、反発も売り叩かれ最終的に143.700付近での引けとなった。

JOLTS求人数

JOLTS求人数が発表された。結果は以下の通り。

求人数は767.3万件と予想810万件と前回818.4万件から悪化した。

これは2021年1月以来の低水準であり実に3年半ぶりの水準である。FRBはインフレ退治をある程度終えており「インフレと雇用の二つの指標を重視する」と宣言している。
関心は雇用市場に集まっており前回の雇用統計の悪化、失業率の上昇もあり今回の求人数の大幅悪化には多少のインパクトはあっただろう。

注目は明日発表される雇用統計にあるがその前哨戦とも言える今回の指標がこの低水準だった事は少なからず雇用統計の悪化という結果を示唆しており、FRBの9月50bpsの大幅利下げを期待させるものだった。

テクニカル分析

ドル円の日足では日足上昇トレンドライン(赤)と週足上昇トレンドライン(黄)をブレイクし下降トレンドへ突入している。

8月に一度反発し黄色線にタッチしたあとリトレースを終えて下落すると思われたが再び上昇、今週はその上昇を打ち消し、上昇の起点となった安値のブレイクを狙っている。

このポイントをブレイクし明日の雇用統計が悪化する結果ならばファンダメンタルズとテクニカル両方が下落を示唆する事になり更に下落の流れは加速するだろう。

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