6月6日のドル円は下落。
欧州中央銀行(ECB)は英米に先駆け0.25%の利下げを決定した。
しかし市場の予想通りで織り込み済みだったのか発表時にはユーロ買いで反応した。
ECBの物価予想が2024年と2025年の両年ともに0.2%ずつ引き上げられていたのでそれがタカ派とされて上昇したのかもしれない。(HICP2024年0.2増の2.5%、2025年0.2増の2.2%)
また植田日銀総裁が「物価安定目標の実現に向けては、人々が2%の物価上昇が続くと考えるようになる必要がある」「さまざまなインフレ予想の指標を見ると少し上昇してきているが、まだ2%に達しておらず、少し距離がある。これが2%で定着することで現実のインフレ率も2%で持続的に推移することになる」との考えを示した。更に国債の買い入れ方針について
国債の買い入れの方針について植田総裁は、「今後、大規模な金融緩和の出口戦略を進めていく中で減額することが適当だと考えている」とリーク通りの見解を示した。
ドル円は午前中から上昇していたが夕方頃から下落。
新規失業保険が予想22.1万人のところ結果22.9万人と悪化しており発表時は一時ドル売りで反応したがすぐに戻し大勢には影響しなかった。
全体として明日の雇用統計発表待ちのレンジ相場だった。
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