6月28日 PCEは予想通り、大統領TV討論会

為替記録

6月28日の概要

6月28日のドル円は上昇。

東京時間に161円を超えて一気に161.300まで上値を伸ばしたドル円、午後にかけてレンジを形成したが18時頃にレンジを破り下落、その勢いのまま21:30分に発表された個人消費支出(PCE)は予想と同じ2.6%と言う結果になり前回の2.8%から鈍化した。
これを受けて米長期金利は低下、つられてドル売りが発生し160.280辺りまで下落、その後は反発が入り少し揉んでいたがミシガン消費者信頼感が発表され、予想65.6の所、結果68.2と高い数字を出した。今週の懸念されいた主なイベントが消化され、再び161円を目指して上昇していった。

個人消費支出(PCE)

PCEは鈍化傾向にある
インフレ指標が注目される中今回PCEが引き続き鈍化傾向なのを確認できたのはFRB等の利下げ材料となる。パウエル議長などは利下げの道筋にはあるが、もう少しデータを確認したいといった姿勢だったので今回の結果も利下げデータの一因となるのだろう。

エコノミスト達は
「FRBにとって極めて望ましい結果となり、9月利下げの軌道から外れない」
「これはインフレが正常に戻りつつあると米金融当局に納得させるような良好なデータだ」
等と利下げを期待する指摘を行った。

今後も経済指標の焦点は年内利下げの回数に集まるだろう。

大統領TV討論会

28日に大統領TV討論会が90分に渡って行われた。
議題は主にインフレ、ウクライナ情勢、移民政策等についてだ。
今回の討論会は討論の内容よりもバイデン大統領の健康状態や年齢による衰えに注目が集まった。

バイデン大統領は終始声がかすれ気味でハッキリとした物言いが出来ず、言葉に詰まったり数秒フリーズする等の様子が見られ、メディアからは「ふらふらパフォーマンス」と揶揄された。

CNNテレビが、討論会を視聴した有権者565人を対象にアンケートを取った所、トランプ氏の支持が67% バイデン氏の支持が33%だった。

民主党内では「候補者はバイデンが相応しいか?」との声も上がっておりパニック状態だとする記事も出た。

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