7月26日の概要
7月26日のドル円は下落。
前日まで貯まっていたであろう円買いポジションを欧州時間に欧州勢による円買いポジション狩り的な仕掛けでやや売り上がる形で上昇、前日の高値を抜けて154.700まで高値を付けた。
そしてNY時間にPCEが発表、コア価格指数予想2.5%の所結果2.6%(前回2.6%)と予想よりは高い数値を出したがコア物価指数の方が予想0.2%の所結果0.2%(前回0.1%)と予想通りで総じて大した変化はなく、成長は鈍化傾向にあると市場に判断されドル売りの流れへ。
結果的に153.100まで下落、その後は戻して153.700台で今週を引けた。
個人消費支出(PCE)
個人消費支出(PCE)が発表された。
結果は
PCEコア価格指数予想2.5%結果2.6 前回2.6% (前年比)
PCEコア物価指数は予想0.2%:結果0.2% 前回0.1 (前月比)
FRBがインフレを判断する上で重視するPCEコア価格指数は前回と同程度の伸びでインフレの鈍化が確認され、インフレは鈍化しつつも個人消費は好調であり利下げを肯定する一つの良いデータとなった。
これを受けて市場は9月の利下げに踏み切るとの思惑が一層強まりドル買いへ、数時間で1円程の下落となった。
テクニカル分析
上昇トレンドラインブレイク後、大したリトレースもなくかなり強い勢いで下落してきている。
ブレイク後6日で10円の下落でボラテリティは高く、25日に下ヒゲ陽線を付けた事により反発が始まるかと思われたがPCEのデータを受けて下落しまだまだドル売り円買いの圧力が強い。
また前回の介入時の安値でピッタリと止まっており、しばらくはこのラインが支持線として意識されるだろう。
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