8月2日の概要
8月2日のドル円は大幅下落。
この日は東京株式市場、日経平均株価が2000円の下落を記録した事により午前中からボラティリティのある相場が続いていたドル円。
NY時間に雇用統計が発表されNFPが予想17.6万人の所結果11.4万人(前回17.9万人)とかなり悪化し米長期金利が大幅下落しドル売りへ、ドル円も149から147.100へと急下落した。
今回の雇用統計は失業率や平均時給も悪く悪化は予想されていたがその上を行く内容でインパクトは大きく、9月利下げはほぼ確実視され始め、0.5ポイントの利下げもあり得るのとシナリオまで現れ、反発で戻した後もドル売りは続き
最終的には3月の安値である146.400代での幕引けとなった。
米雇用統計
米雇用統計が発表された。結果は以下の通り。
非農業部門雇用者数・・・予想17.6万人:結果11.4万人:前回17.9万人
平均時給・・・予想0.3%:結果0.2%:前回0.3%
失業率・・・予想4.1%:結果4.3%:前回4.1%
平均時給・・・予想0.3%:結果0.2%:前回0.3%
失業率・・・予想4.1%:結果4.3%:前回4.1%
今回は非農業部門雇用者数が大幅に低下しており、失業率も4か月連続で低下、平均時給も低下しており全体的に弱い結果となった。
労働市場は弱いデータが続いていたが今回のデータで本格的に米国の景気後退が懸念され始めている。
FRBはこれまでインフレとの戦いに注力していたが先日の声明文では雇用とインフレの2つの使命を注視すると発表していた事もあり、市場は9月のFRBによる利下げを確実視し始め、焦点は利下げ幅が0.25なのか0.5なのか、年内に何回の利下げがあるのかと利下げ幅の大小に移り始めた。
テクニカル分析
注目していた週足の上昇トレンド(黄色ライン)を突破した。
一応3月の安値で止まっているものの次の安値帯は12月の140円であり、145円が突破されればそこまで下落する可能性は十分にある。
とは言え1つのスイングで156円から10円下落しているので一度は反発が入るかもしれない、月曜日に反発の兆しが入るかに注目したい。
コメント